障害年金の申請は自分でできる?専門家に依頼した場合と徹底比較!

障害年金の申請は、自分で行うことができます。予約を取って年金事務所に足を運び、必要書類を準備・作成、提出すれば完了です。流れを見るとそこまで難しくないように感じますが、専門家である社会保険労務士に手続きを依頼する人は数多くいます。

なぜ、自分でできる手続きを、お金を払って専門家の社会保険労務士に依頼するのでしょうか。

今回は、障害年金申請の手続きの詳細な流れと、専門家に依頼するメリットについて解説します。

障害年金の申請は自分でもできる

障害年金申請は、ネットや電話で予約を取って年金事務所にいくことで、手続きの詳細を教えてもらうことができます。

しかし、年金事務所に1回行っただけでは、申請の手続きを進めることはできません。保険料の納付要件を確認したり、必要書類を受け取ったり、申請書類を提出したりと、平均して5回ほど年金事務所に通う必要があります。

申請の流れ

障害年金の申請は、下の表のような流れで進めます。

自分での申請が向いているケース

障害年金には3つの要件があり、それを満たすことで障害年金の等級が決まり、受給できます。

以下の3つの要件を確実に満たしている場合は、専門家に依頼せずご自身で進める方がメリットが大きいでしょう。

以下のページでは、障害年金の申請について、詳しく解説しています。

障害年金を専門家に代理申請してもらうメリッ

障害年金を専門家に依頼する理由は、以下の3つです。

 ● 受給の確率を上げられる

 ● 申請までにかかる時間や手間を省ける

 ● 手続きが大変で途中で諦めてしまうケースがなくなる

受給の確率を上げられる

障害年金は、一発勝負と言われるほど初回の申請が大切です。一度決まった不支給の決定を、審査請求や再審査請求で覆すのは容易ではありません。

これを覆すためには、不支給となった理由を打破するだけの、新たな証拠を示すことが求められます。

障害年金の専門家である社会保険労務士は、初回申請で通過するように、必要な書類や審査で重要となる箇所を理解しています。このため、代理申請を依頼すれば、申請が通る可能性を大幅に上げられるのです。

申請までの時間や手間を省ける

障害年金の申請には、さまざまな時間や手間がかかります。以下で順番に見ていきましょう。

年金事務所へ足を運ぶ
自分で障害年金の申請をする際には、まず申請書類を受け取るために年金事務所に行く必要があります。年金事務所に行くには、予約も必要です。

予約をしないで年金事務所に行った場合、2~3時間程の待ち時間があります。また予約も混雑する時期には、1カ月以上先の予約しか取れないといった場合もあるでしょう。

初診日の確定が重要

無事に予約が取れ、年金事務所に相談に行った際には、傷病について詳しく聞かれます。

まずは、初診日についてです。『いつから発症したのか?』『いつどこの病院を受診したのか?』など詳細を聞かれます。障害年金の受給要件にもある初診日は、大事なポイントになります。初診日にどの年金に加入していたかにより、受け取れる年金が障害基礎年金・障害厚生年金のどちらになるのか決まり、納付要件も初診日が起算となり確認することができるからです。

年金事務所で相談した内容は、年金事務所のデータベースに登録されます。初診日の記憶が曖昧なまま伝えてしまうと、誤った情報がそのまま登録されてしまいます。登録されてしまった情報を訂正することは困難で、訂正するには最初に伝えた初診日が間違いであった根拠を提出しなければなりません。

医療機関での書類準備

また、初診日が確定すると、受診状況証明書や診断書など医療機関に記入してもらう書類を受け取れます。診断書は全部で8種類あり、自分の障害にあった診断書をもらう必要があります。

この診断書の種類を間違えてしまうと、障害の状態がわからず不支給につながる可能性があります。そのため、自分の障害がその診断書で間違っていないのか、確認する必要があるのです。

病歴・就労状況申立書の準備

診断書が出来上がったら、病歴・就労状況申立書を自分で作成します。この書類には、傷病の発症から現在までの通院の履歴や日常生活について書くことができます。その書類の内容について、年金事務所からアドバイスを受けることはできません。それにより審査でマイナスになってしまう事柄を書いてしまい、不支給につながる事も多くあります。

このように、申請にはかなりの手間・時間がかかります。これらを削減できるのが、専門家に代理申請を依頼する大きなメリットです。

手続きが大変で途中で諦めてしまうケースがなくなる

前述の通り、障害年金の手続きは、手間と時間がかかります。

年金事務所での相談は毎回同じ方が担当ではないので、書類の確認の仕方もさまざまです。書類の細かな修正や訂正で、医療機関と年金事務所を行き来し、疲れ果てご相談にいらっしゃる方もいます。

申請書類を準備する際に、ご家族や協力してくれる人が身近にいる場合は、手分けして準備できるかもしれません。しかし、協力者がいない場合は、全ての準備を体調が悪いなか自分で行わなくてはならないのです。お金はかかるものの、専門家に依頼することにより、自分の体調の回復や治療に専念できることは大きなメリットといえるでしょう。

実際に自分で手続きを行った方の事例

実際に自分で手続きをしようと年金事務所で説明を受けたものの、書類の多さと制度の難しさに自分では無理だと感じ、年金事務所の駐車場から弊社に依頼の電話をくださった方もいらっしゃいます。

また、何度も年金事務所に通い、書類を準備し申請までたどりついたのに、初診日が確定できないことで不支給となってしまい、ご相談にいらっしゃった方もいました。

この方は、初診日が数年前ではっきり覚えていないが、初診日が証明できなくても「受診状況等証明書が添付できない申立書」を提出することで受給できると考え、申請を出し不支給となったのです。

何度かお話を伺うなかで、初診の病院が別にあったことがわかり再請求したところ、受給につながりました。再請求ではまず初診日を確定し、通院していた病院や通院期間について慎重に調べ、再度書類を作成。審査の結果、無事受給が決まり相談者様もほっとされていました。

このように、障害年金の申請を自分で行うのがなかなか難しいケースも少なくありません。

障害年金の代理申請にかかる費用

障害年金の手続きを社会保険労務士に依頼した場合の報酬は、【着手金・報酬・実費】という構成での料金体系をとっている事務所が多くあります。

着手金

着手金は、業務に着手する際に支払うものです。こちらは、年金の支給・不支給には関係なく支払う金額となります。

金額としては1~3万円と設定している事務所が多いですが、着手金無料の事務所もあるので事前に確認しましょう。

報酬

報酬は、受給が決まり年金が振り込まれた後に支払う方法をとっている事務所が多いです。その場合、不支給だった場合には、報酬を支払うことはほぼありません。

実費

実費は、申請に必要な書類を医療機関に依頼した文書作成費や、役所で取得する書類に発生した金額を社会保険労務士が立て替えた費用です。申請に必要な書類にかかった費用ですので、こちらも年金の支給・不支給には関係なく支払います。

料金体系は事務所によって違いますので、事前によく確認してから依頼するようにしましょう。

以下のページでは、障害年金にかかる金額について、さらに詳しく解説しています。

<内部リンク|1-1.障害年金 金額

障害年金を自分で申請できそうかを見極めよう

障害年金を自分で申請する場合の流れや、専門家に依頼するメリットについて解説しました。

受給要件を確実に満たしている場合は、手間・時間はかかりますが、自分で申請することで専門家にお金を払わず受給可能です。

専門家である社会保険労務士に依頼する場合は、お金はかかりますが年金事務所に行く手間や、書類作成の手間を省けます。また、一発勝負といわれる初回申請から、受給できる確率を上げられるでしょう。

ここで大切になるのは、手続きを行う社会保険労務士との打ち合わせです。

自分の現在までの病歴や通院状況など詳細を伝えることにより、社会保険労務士はいろいろな角度から受給の可能性を探ります。また、傷病の症状によりどの等級に該当するかなどを検討し、傷病にあった障害年金を受給できるように準備していきます。

依頼だけしてヒアリングに協力的ではない場合は、思うような結果が出ない可能性が高くなるでしょう。

当事務所では、綿密なお打ち合わせの上、申請代行に当たらせていただきます。初回申請から受給の可能性をあげるために、社会保険労務士への代理申請依頼をお考えの方は、ぜひご相談ください。